2024.7.7
植木の適切な剪定の時期はいつなのか解説します!
庭木の手入れは、住まいの景観を美しく保つだけでなく、木の健康にも大きく影響します。
しかし、剪定の時期や方法を間違えると、かえって木を傷めてしまうことも。
この記事では、庭木の種類別に最適な剪定時期と、初心者でもできる剪定のコツをご紹介します。
庭木を美しく、そして健康に保つためのヒントを、ぜひ参考にしてください。
□植木の種類別に見る最適な剪定時期
すべての植木が、一年を通して同じ時期に剪定できるわけではありません。
植木の種類によって剪定に適した時期は異なるため、庭木の種類を確認し、適切な時期に剪定を行うことが大切です。
ここでは、代表的な庭木の種類別に、最適な剪定時期について解説していきます。
1:常緑広葉樹
常緑広葉樹は、一年を通して緑の葉を茂らせる木です。
ツバキ、サザンカ、キンモクセイ、サツキなど、さまざまな種類があります。
常緑広葉樹は、寒さに弱いため、冬に剪定してしまうと弱ってしまうことがあります。
そのため、基本剪定は春先の3~6月、軽剪定は夏の終わりから秋の8~10月に行うのがおすすめです。
2:常緑針葉樹
マツ、スギ、モミなど、葉が針状になっている木を常緑針葉樹といいます。
常緑針葉樹は、寒さに強い種類なので、冬でも剪定は可能です。
しかし、新芽が出る前に剪定することで、バランスよく枝葉が成長します。
そのため、常緑針葉樹は新芽が出る前の春先、3~6月に行うのがおすすめです。
形状をきれいに整えるだけの軽剪定であれば、夏や秋に10~11月に行っても問題ありません。
3:落葉広葉樹
ヤマボウシ、ハナミズキ、モミジ、アオダモなど、秋に葉が紅葉して落葉する木を落葉広葉樹といいます。
落葉広葉樹は、枯れ葉が落ちた後に枝のお手入れをするのが基本です。
そのため、基本剪定は冬の12~2月に行います。
夏は葉が伸びる時期のため、軽めのお手入れで十分です。
ただし、4~5月と7~8月は、活発に成長しているため、剪定をすると樹液が出てきて木を傷めてしまうことがあります。
この時期は、剪定を避けたほうが良いでしょう。
□初心者でもできる剪定のコツ
剪定は、庭木の手入れの基本ですが、初めて行う人にとっては難しい作業に感じるかもしれません。
しかし、基本的なことを知っていれば、安全に剪定を行えます。
ここでは、剪定を初めて行う人向けに、忌み枝の見分け方や枝の太さに合わせた切り方のコツをご紹介します。
1:忌み枝を見分ける
忌み枝とは、本来伸びる方向とは違う方向に伸びた枝のことです。
他の枝に絡まっていたり、幹に向かって伸びていたり、下に向かって伸びている枝などが、忌み枝に当たります。
忌み枝は、木の成長を阻害する原因となるため、剪定が必要です。
2:枝の太さに合わせて切る
枝を切り落とす際は、枝の太さに合わせて切り方を変えます。
基本的には、枝に対して垂直にカットをしても問題ありません。
しかし、硬い枝は、少し斜めに切り込みを入れるのがおすすめです。
こうすることで、枝に負荷がかからず、樹木が傷つくのを防ぎます。
また、太すぎる枝は、何回かに分けて切断することも忘れないようにしましょう。
枝同士が混み合っている箇所は、左右のバランスを見ながらカットを進めてください。
□まとめ
この記事では、庭木の種類別に最適な剪定時期と、初心者でもできる剪定のコツを紹介しました。
剪定は、庭木の健康を保つための大切な作業です。
剪定の知識を深め、あなたの庭をさらに美しく、そして快適な空間に変えていきましょう。
当社では、良心的、低価格をモットーにお客様が安心して任せられる会社を目指しています。
福岡・佐賀で庭木の伐採・剪定をお考えの方は、当社までお気軽にご相談ください。